「サーカディアンリズム」ってご存知でしょうか
日周リズム とか 日内変動 と訳されます。 難しいねっ
24時間単位で変動する体内リズムのことで、
日の光や夜の闇による光の信号(ON/OFF)によりリセットされる体内時計
この時計は各生体反応に強く関わっており、睡眠や食事のパターンを
決定するのにとても重要なんですね。
体内時計・・・実は肌にもあるんです。「肌リズム」
そして・・・肌のリズムが狂うと、肌トラブルにつながるんですよ。
今回は現代人が抱える、肌リズムの乱れのケアに着目した原料
クルノシャルディ®【白ブドウ果実のエキス】についてご紹介したいと思います。
Photo by Manuel Venturini on Unsplash
肌リズムについて
体内時計は皮膚にもあり、昼間の覚醒時は「皮膚を守る」ための活動が行われます。
大気中の汚染物質(PM2.5等)や雑菌、紫外線に対する反応ですね。
昼に皮膚を守る活動をした後、夜の睡眠時は「皮膚を治す」ための活動が行われます。
肌の細胞にある時計遺伝子は、この2つのパターンを24時間周期で繰り返しリズムを刻みます。
それぞれの活動において必要な時計遺伝子が発現し、守ったり治したりするための生体活動が
行われるわけですが、夜更かしをしたり不眠になったりすると
このリズムが崩れて正常な生体活動が行われなくなり、肌のトラブルへとつながります。
肌の時計遺伝子 BMAL1 PERIOD1
肌の時計遺伝子はいくつかあるようですが、今回は二つの遺伝子についてその性質をご紹介!
まずはBMAL1
これは夜に発現する遺伝子で昼は減ります。
肌に潤いを与えてバリア機能を強化し日中のストレスから保護する役割を担います。
次はPERIOD1
こちらは昼に増えて夜に減ります。
活動期に備え、肌の再生・修復をする役割を担います。
画像はインターネットより
肌リズムに関するアンケートによる調査結果
次にお話するのは、2017年にメーカーが実施したアンケート調査について。(2000人に実施)
まずは生活リズムに乱れを感じているかどうかの質問について、Yesと答えたのは52.9%とほぼ半数以上
その原因としては、、夜更かしや不眠、仕事に家事・育児などの理由が挙げられました。
スマホを持つようになって夜遅くまでやってしまうなんて意見も多いようです。
次に、生活リズムが乱れている人の肌の悩みを調べてみると、そうでない人と比べて
問題を感じている人が多いことが分かりました。
画像はインターネットより
バリア機能改善に重要なABCA12
バリア機能の役割を担う細胞間脂質
肌を保護するためにはバリア機能を充実させることが必要にないます。
バリア機能ですぐに思いつくものって・・・・
そう。。セラミドやコレステロールに代表される細胞間脂質ですよね。
細胞間脂質は古い皮膚細胞が積み重なる角層の間にあり、それがバリアの役割を担います。
バリア機能を充実させる為には角層における細胞間脂質の量を増やすことが重要になります。
層板顆粒とABCA12
角層直下にある「顆粒層」には「層板顆粒」という小さな顆粒が多く存在します。
層板顆粒にはABCA12というたんぱく質が存在し、このたんぱく質は脂質を運ぶ役割をします。
ABCA12は細胞内の脂質を層板顆粒へと集めます。
ターンオーバーにより細胞が死んで角層部分へ押し出される際に、層板顆粒は集めた脂質を分泌します、
これが角層内部にある細胞間脂質となり、皮膚のバリア機能を担うのです。
(層板顆粒とABCA12についてはこちらのサイトで分かり易く書かれます。)
さて、このABCA12なんですが・・・・そうなんです。
肌リズムの乱れによって数が減少してしまうんですね。
ABCA12が少なくなると脂質の運び手がいなくなり、肌のバリア機能低下へとつながってしまします。
二つの時計遺伝子強化に有効な【白ブドウの果実エキス】
先にご説明した二つの時計遺伝子 BMAL1 と PERIOD1
それぞれ活性する時間のサイクルは相反し、お互いに自分たちの時間において
活性を強化することができれば、肌リズムを強化できる・・・
メーカーさんはそんな素材を探しました。
そして見つけたのが 白ブドウ果実のエキスだったんですね。
まずは肌リズムが強化できるかどうかの確認ですよね。
ラボのシャーレ上で細胞の中のリズムを再現し、次いで白ブドウ果実のエキスを
付与した時に肌リズムが強化される事を確認しました。
次に効果を確認するために各種試験を実施したようです。
肌の保護機能と状態改善につながる効果を確認
細胞に白ブドウ果実のエキスを付与したとろ、ABCA12の発現か活発化する結果が得られました。
これにより、皮膚バリア機能の向上が見込めることが分かりました。
さらに、NMFであるフィラグリンの発現を確認しました。
これにより、皮膚の保湿能力向上が見込めることが分かりました。
各種ヒトモニター試験
●バリア機能の改善
SDS処理(※)をしてバリア機能を低下させた皮膚に、原料として1.0%配合した簡易ローションを塗布して
水分の逃げる様子を観察したところ、1.0%ローションを使用した皮膚では水分の減る量が少なくなる
事がわかりました。これにより、バリア機能が改善することが確認されました。
●肌荒れの改善
さらに、肌荒れをした患部の皮膚のレプリカを作成し、1.0%ローションを2週間使用す続けた。
健康な肌には皮溝と呼ばれる細かい溝があります。
正常な肌の皮港溝は溝が深くはっきりしていますが、肌荒れの状態だと溝が浅く不鮮明に
なる特徴があります。
その皮溝の状態を比較したところ・・・、
ブランクを塗布した部分は、肌の正常化が見られるものの皮溝の浅化が残っいる。
一方、1.0%ローション使用部分では、皮溝はほぼ正常な状態へと回復しました。
(写真を見ましたが、顕著な改善が分かります。お見せ出来なくて残念。一般開示したらいいのにね)
これにより、白ブドウのエキスは肌荒れを正常化する効果が見込めることが確認できました。
●リズムの乱れた被験者に対したバリア機能の改善確認
美容試験として、日常的にストレスを抱えていると感じる人(自己申告)を対象に
顔の頬の部分に1.0%ローション、もう片側にブランクローションを一日2回4週間塗布し、
肌の水分量を比較したところ、白ブドウのエキスを塗布した方において水分量の増加が確認された。
●角質の状態改善
皮膚の細胞を観察する事により角質の状態の改善を確認しました。
角質の状態が悪いと、細胞がごちゃごちゃしたように見えますが、エキスを使用した場合
ブランク試験と比較すると非常になめらかで整然とした状態になることを確認しました。
●滑らかさの改善
肌の表面の滑らかさについて、顕微鏡による画像の解析で調べました。
肌の凸凹感の特徴を比較した場合、エキスを使用した肌について改善が確認されました。
●チロシナーゼ活性阻害(美白)
さらに美白の効果があるデータも取れているようです。
肌リズムの乱れとメラニン生産には関係性があります。
肌リズムが弱くなると、メラニン合成の酵素が増加し、
色素沈着が増える結果へとつながります。
エキスを使用し肌リズムを強化することでチロシナーゼ活性を抑えられるか確認しました。
すると予想通り、ローションの使用により、シミの数や面積の減少が確認できました。
まとめ
人間には24時間周期の体内時計があるが、肌にも同様にリズムが存在する。
肌リズムは昼と夜の2サイクルで、昼は肌を保護し夜は肌を治す。
肌リズムが乱れると治したり守ったりする機能が低下し、肌トラブルへとつながる。
白ブドウ果実のエキスは肌リズムを強化する効果がある。
肌荒れやバリア機能の改善、保湿因子の産生、角質の正常化や肌を滑らかにする効果に加え
チロシナーゼ活性阻害による美白の効果が確認されている。
クロノシャルディ®を配合する化粧品は、各種美容効果が期待できる。
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