これは化粧品?部外品?・・・ 分類の話

ドラッグストアのイラスト

医薬品等とは~化粧品の仲間たち

見た目は似ているけど医薬部外品とか化粧品とかありますよね。
私たちはこれらを「医薬品等」と称しておりますが、
それぞれ何がどう違うのでしょうか。
今回は化粧品に似てるけど実は違う・・・仲間たち(分類)のお話です。

医薬品

お医者さんから処方されたり薬局で販売されているお薬と呼ばれるものです。
病気の治療などに対して著しい効能効果が見込めれます。
製造したり販売するにあたり国の許可が必要です。
また、商品ごとに国からの認可を必要とします。
医薬品って本当にすごいっすよね
私、偏頭痛持ちでたまに苦しい思いをするんですが
薬飲むと痛みが消えちゃう。。。ほんとにありがたいです。
この二つはよくお世話になってます。
お薬なので製品ページの説明をよく読んで購入を検討くださいね。

【第(2)類医薬品】バファリンプレミアム(60錠)【w8i】【y9x】【KENPO_11】【バファリン】

【第(2)類医薬品】イブクイック 頭痛薬DX(セルフメディケーション税制対象)(40錠)【KENPO_11】【イブ(EVE)】

医薬部外品

抗炎症や殺菌、美白といった効能効果を謳うことができます。
効果はあくまで緩和なもので、医薬品のような治癒ではなく予防を目的としております。
製造したり販売するにあたり各都道府県の許可が必要になります
また、製品ごとに厚生労働省及び各都道府県による認可が必要です。
滋養強壮剤や整腸剤も医薬部外品であるんです。
リポビタンDは疲れた時の力強い味方です。
学生時代に熱があるのにバイトしてやばかったけどこれでドーピングしたな
やばい時のために家と会社に常備してます。眠い時もいけるぅ!!
(飲むのは一日1本にしといてくださいね。)
あと、おなかが緩いときはビオフェルミン
これは薬っぽいですが実は乳酸菌なんですね。
私には効果抜群でおすすめです。

【公式】リポビタンD 感謝箱 100mL×50本 指定医薬部外品 大正製薬 栄養ドリンク 栄養剤 母の日 ありがとう リポビタン

【指定医薬部外品】新ビオフェルミンS錠 540錠

化粧品

ヒトに対して美容を目的として使用するものは化粧品になります。
化粧品の範疇で認められた効能効果を謳うことができますが
医薬品や部外品と区別され、化粧品の範疇はあまり効能効果と称されません。
「医薬品、医薬部外品は効能効果が謳えるよね。。」と業界では区別されます。
製造したり販売するにあたり各都道府県の許可が必要になりますが
商品ごとについては許認可ではなく届け出制となっており、
内容については各社の責任となります。

雑貨・雑品

ヒトの美容に対して使用しない商品は雑品に分類されます。
例えばウイルスや菌の対策としてアルコールスプレーやジェルが販売されています。
消毒の効果を謳った商品は医薬部外品に該当し、許認可が必要になりますが
消毒を謳わず何となく使用方法を示唆して売られているアルコール製剤があります。
そういうのは雑品として売られていることが多いようです。
他にはペット用のケア商品ですが、中身が化粧品によく似ているのです。
雑品は作ったり販売するのに許認可による制約を受けることが無く、内容については各社の責任となります。

次に考えること

以上のようにざっと4つに分類されるわけです。
化粧品を作る工場では医薬品以外の3種類を扱うケースが多いです。
なぜなら中身がそれぞれ似たようなものなので、開発や製造が可能だからです。
医薬品については他と比べて敷居がかなり高くなり、どこでも簡単に参入できない業界となります。
ここでおさえておきたいのは
製品について誰がどの程度責任を負っているかですね。
その区別は許認可制かどうかを見ることで判断できます。
医薬品はご存知の通り厳しい審査があります。
作り方や効果、安全性を確認した情報を国に申請して認めてもらったものなので、
商品の内容について国も責任を持っているという事になります。
つまり変なものは承認がおりませんので
一定の信頼性は見込めると言えますね。
次に医薬部外品ですが、医薬品と同様に国や都道府県の承認を要します。
成分の構成や安全性・有効性の根拠を提示し承認されたものなので、
承認通りに製造されている医薬部外品については一定の信頼が見込めます。
しかし、悪いところでは承認の内容に従っていないケースがあります。
または、偽りの内容で申請をしているケースもあります。
私が知る範囲ではちょっとズルしている程度の話が多く実害はなさそうですが、
決まりを守らない企業や製品に関わるのはやはり避けたいですよね。
化粧品は作ったり販売したりするためには業許可という免許が必要です。
許可を持つ工場だけが製造することができます。
(この業許可は医薬品・医薬部外品も必要になります)
しかし、製品ごとに国や都道府県が審査してるかとういうとそうではありません。
「こんな化粧品を来月から製造して販売しますよ!!」
という届出をするだけでOKとなります。
個別の化粧品については各企業が責任を負うということになります。
雑品は特に決まりがありません。
食品工場が作って売ってたりしても、
あなた個人が家で作ってネットで販売してもOKです。
多くの製品では発売元の表示が製品の裏面に記されており
商品の責任はそこに書かれた企業になるかと思います。
どこが責任を負っているか
国だと厚生労働省になり、都道府県ですと薬務課・保健所に当たります。
国や地方が保証してくれるのであれば安心できますよね。
各企業が責任をもつとなると、企業の信用が製品の信頼性につながるわけです。
どんな会社が作っているかで別れるところですよね。
変なモノを見極めるのは購入者としてはとても難しいことです。
しかし本来どうあるべきなのかを知ること、
作ったり売っている会社がどんな企業なのかを知ることで
見えてくるものがあるのではないでしょうか。
手作り化粧品とかセッケンとかフリマとかで売っているケースがありますが
あれは薬機法違反になるので注意してください。
この投稿で説明した通り、人の美容を目的に使用するものは
化粧品に該当し、作ったり売ったりするのに業許可、届出が必要です。
考えてみてください。
個人が作った製品を使ってもし肌が荒れたり、
皮膚の病気になったりしたら、いったい誰が責任を負うのでしょうか。
化粧品も医薬品と同じで、作ったり売ったりすることを
個人の自由で行うことはできない。  
当然の事ですよね。

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