小顔獲得!! パッションフルーツの恵みで毛細リンパ管を再生し肌のむくみ改善 

小顔美容の話では、よくリンパマッサージって言葉を聞くと思います。

首側面に沿ったリンパをマッサージして老廃物を流しこみ、むくみ改善・・みたいな。

このリンパですが、血管のように肌の組織にも毛細リンパ管というものが存在し、

生体内の物質運搬の役を担っているのです。

このリンパ、やはり肌の美容に関係しているみたい。

今回はリンパと、化粧品に使用される美容成分である

パッションフルーツのエキスについて語ります。

パッションフルーツの画像

毛細リンパ管

脈管系の役割

皮膚の真皮層には毛細血管と毛細リンパ管が分布します。

これらは「脈管系」と呼ばれ、生体活動に必要な物質や不要となった

老廃物などの運搬の役を担っています。

血管は動脈と静脈があるのはご存知ですよね。

動脈は酸素や栄養を各細胞に運搬し受け渡しますが、

一方、毛細リンパ管は細胞から出る老廃物や毒素、余分な水分を回収します

細い経路は、やがて太いリンパ節へとつながり、次に静脈へと運搬を引き継ぎます。

また、リンパは免疫応答という重要な役割も果たすのは有名ですよね。

脈管系の流れ

さて、この毛細リンパ管ですが、光や老化によりその数が減ってしまう事が分かっています

毛細リンパ管が減っちゃうと・・・

いらないものが正常に運搬されないようになることで細胞に蓄積し、

肌環境の悪化・皮膚恒常性の低下へとつながってしまうのです。

そうなるとむくみ、くすみ、肌荒れのなどの障害が発生するわけです。

光老化とリンパ

むくみについて

症状として血液中の水分が血管やリンパの外に染み出して、

手足・顔などの皮下に溜まっている状態と考えられます。

むくみの原因としては・・・

 

塩分の取りすぎや運動不足、血行不良(冷え性)、ホルモンバランスの乱れ、

ミネラル不足、アルコール、睡眠不足、薬の副作用が言われます。

 

むくみの対処法として有名なのはリンパマッサージですよね。

でも、肝心の老廃物経路が壊れてしまっていると・・・・

ダメですよね。

そうなのです

このような状況を改善するためには毛細リンパ管を再生する必要があるのです。

パッションフルーツのエキスで毛細リンパ管を再生

パッションフルーツのエキスによるリンパ管再生について簡単に説明したいと思います。

表示名称:クダモノトケイソウ果実エキス

リンパ管の再生は次のプロセスで考えます。

細胞遊走  →  細胞増殖  →  管腔形成(細胞分化)

難しそうですね。

簡単に言うと、リンパ管を形成する分化細胞であるリンパ管内皮細胞の増殖を確認し、

その細胞がリンパ管へと分化して組織形成するということになります。

リンパ管内皮細胞増殖作用の確認

ヒト皮膚微小リンパ管内皮細胞に対して

エキス原料を次の濃度(0.00 0.25 0.50 1.00)%にて添加し、

それぞれ培養した結果、目的とする細胞の増殖を確認できました

増殖量は添加するエキスの濃度依存的に大きい結果が得られました。

化粧品に配合されるエキスが濃いほど効果が上がるって意味になりますね。

管腔形成促進作用の確認

まずは評価実験に使うマトリゲルの説明です。

これは生体内の環境に近い条件で細胞を培養できるものです。

血管内皮細胞や筋肉・神経細胞など、多くの細胞分化を促進できる代物です。

マトリゲルの説明

このマトリゲルに先程増殖確認ができたヒト皮膚微小リンパ管内皮細胞を播き、

パッションフルーツの植物エキスを添加して培養してみると・・・・

培養後の培地について、管腔様形成を画像解析しました。  すると・・・・

コントロール(無添加品)と比べて1.0%のエキス原料を加えた培地では

管腔面積の増大と網目構造数の増大を確認できました。

これにより、管腔形成作用を視認できたという事になります。

網目構造を確認ってどいうことかと言うと、リンパ管はチューブ状の組織なので、

その細胞分化は平面で見ると網目状に分布します。

何本もの管をもって切断し、切断面をみると網目状のように見えますよね。

それを確認したということです。

(上のマトリゲル説明図の右にある紫の写真)

パッションフルーツのヒトモニタ試験

植物エキスの有用性確認は、ヒトモニタ試験での評価を合わせて実施することが多いです。

この原料についても以下の試験で評価を確認しているのでご紹介します。

(具体的な実測値やグラフ、画像のデータはメーカーさんのデータになるため出せません、ごめんなさい)

ヒトモニタ試験 その1

健康な20~50代の男女15名を対象とし

1.0%エキス原料配合ローション及び無配合ローションを

朝晩1日2回ずつ2か月間、ハーフフェイスにそれぞれ塗布し

次の項目について評価した。

・明度:色彩色差計
・TEWL値
・シワ:レプリカ法にて目じりシワの最大深度を評価
・目元のくすみ:眼下の暗い部分の面積を分析

それぞれの項目について改善を確認した。

ヒトモニタ試験 その2

健康な20~60代の女性12名を対象とし

1.0%エキス原料配合ローション及び無配合ローションを

朝晩1日2回ずつ2か月間、ハーフフェイスにそれぞれ塗布し

同時に全顔マッサージを行う。

むくみ:口角から耳垂までの距離をメジャーで測定する。

塗布した側では顔面積の縮小によりむくみの改善が確認できた。

まとめ

肌の真皮層には毛細リンパ管が分布し、細胞から出る老廃物や不要な水分を運搬する。

毛細リンパ管は光や老化により減少してしまう。

むくみの解消としてリンパマッサージは有効だが、毛細リンパ管が減少すると

効果は得られず、皮膚トラブルの原因となってしまう。

化粧品用原料であるパッションフルーツのエキスには、毛細リンパ管の再生について有用である。

その評価試験として、分化細胞の増殖と分化の状態を画像解析で確認できた。

さらにヒトモニタ試験の評価では、明るさやシワ・目元のくすみの改善、

さらにむくみの改善についても効果が確認できた。

ナールス パッション
 

 

 

 

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